昨日の記事「誰からお金を頂いているのか?」の続きです。
(https://sakuraishohei.com/post-403/)
頭の良い優れた経営者や役員の中で、
社員にも慕われていて、組織形成を出来る成功者と失敗者がいます。
現場感覚があるのか?ないのか?
昨日の記事の大塚家具も、
もしかするとこれなのかもしれません。
頭が良い人は、ビジネスモデルや理論を組み立て、
経営論として正論を組み立てることが出来ます。
しかし、それが現場感覚や実態と合わない。
こうなってしまうと、売り上げを伸ばすどころか、
売上が低迷することになります。
理由はそのやり方では、社員が付いてこないから。
社員はコマではありません。
人間ですからね。
例えば、店舗展開している経営陣が、
集客のために、割引のチラシをばらまいたとします。
集客力は増しますが、
現場は果たして回るのでしょうか?
もちろん、集客は週末のピークタイムに集中するでしょう。
そうなると、現場は人出不足で回らなくなります。
ピークタイムだけ人を厚く張ることが中々出来るわけでもありません。
現場が悲鳴をあげます。
結果、お客様を待たせてしまったり、
サービス・品質の低下、ミスやクレームに繋がり、
瞬発的に集客・売上増加に繋がっても、
企業イメージが落ち、顧客が離れかねない状況になります。
ここで、ダメ経営層あるあるですが、
なんで、現場を回せないんだ!!
コストをかけ、集客したのに、何やってんだ!!
と怒る。
現場はまたアホなこと言っているよ。
ほっとけ。と諦めムード。
お前に現場の何が分かる?と、
ダメ経営層は社員の信用を失う結果にもなります。
ヘコヘコサラリーマンが、すいませんと媚びを売る。
有能な社員は、違和感を伝えずに辞めていく。
負のスパイラルが起こり、
最悪の展開になっていきます。
「答えは現場にある」
と良く言いますが、まさにその通り。
ダメ経営層は、頭では分かっていて、口でもこう言ってきます。
そして、無駄に現場に来ますが、
現場にくるだけで、リアルを見ないんですね。
正確には見えないのかもしれません。
そんな一瞬で見えるほど、現場は甘くないですからね。
こういうダメ経営層は、現場や管理者を心から信用していないので、
口では綺麗事を並べますが、いちいち介入し、管理したがる。
それが大半は、残念なことに、
見当違いなことだったり、意味を成さないものだったり。
ただの手間でしかない。
ここで、更に面倒なのが、それでも自分は正しいと思っている。
こういう末期のダメ経営層がいます。
結局のところ、社員を見下しているんですよね。
こうなると、大きな発展はあり得ません。
こういうワンマン経営みたいな会社にしてしまうと、
有能な社員は辞め、無能な社員が残る。
こうなると結末は、、、
では、どうすれば良いか?って、
現場の意見を重宝し、現場の意見を極力組み込むことです。
経営層には経営層の課題や悩みがあり、
現場の全てを鵜呑みにすることはありません。
それでは経営が成り立たない。
しかし、現場を張っている社員の意見を組み込み、
それを評価してあげることが一番現場の士気が上がります。
「現場と経営のバランス=組織形成力=経営力」だと僕は考えます。
こういう組織が強い組織=会社になると確信しています。
相談があれば、LINEからご相談ください。